連載 研修医のためのリスクマネジメント鉄則集・8
リスクマネジメントのABCD―その6 医療記録は医療の正当性を証明できる唯一の証拠である
田中 まゆみ
1
1聖路加国際病院・一般内科
pp.1558-1560
発行日 2008年8月10日
Published Date 2008/8/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402103497
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今回は,「リスクマネジメントのABCD」の「D:Document(記録する)」である.医療記録がなければ医療行為はなされなかったとみなされる.医療記録は自分の医療行為を正当化し得る唯一の証拠であり味方である.もちろん医療記録は絶対に改竄してはならない.
リスクマネジメントのABCD
A=Anticipate……(予見する)
B=Behave………(態度を慎む)
C=Communicate(何でも言いあい話し合う)
D=Document……(記録する)
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