連載 研修医のためのリスクマネジメント鉄則集・5
リスクマネジメントのABCD―その3 訴訟防止と「予見性」
田中 まゆみ
1
1聖路加国際病院・一般内科
pp.924-927
発行日 2008年5月10日
Published Date 2008/5/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402103363
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引き続き,リスクマネジメントのABCDより「A:Anticipate(予見する)」について取り上げる.前回,前々回と,リスクマネジメントの基本となる「予見性」を身につけるには,医師個人として,あるいは医療チーム・組織としてどうしたらよいかを中心に述べてきた.今回は訴訟防止の観点から,「予見性」について考えてみることにしたい.
リスクマネジメントのABCD
A=Anticipate……(予見する)
B=Behave………(態度を慎む)
C=Communicate(何でも言いあい話し合う)
D=Document……(記録する)
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