今月の主題 内科医のためのがん診療Update
がんに関する情報の取得と共有
がん遺伝相談
吉田 輝彦
1
,
牛尼 美年子
2
,
菅野 康吉
3
1国立がんセンター研究所腫瘍ゲノム解析・情報研究部
2国立がんセンター中央病院遺伝相談外来
3栃木県立がんセンター研究所がん遺伝子研究室・がん予防研究室
pp.1393-1396
発行日 2008年8月10日
Published Date 2008/8/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402103462
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ポイント
●日常診療において,がんの家族歴のみならず,若年発症や多重がんからも遺伝性腫瘍の可能性を考えるようにする.
●遺伝性腫瘍の診療においては遺伝カウンセリングが重要な役割を果たすので,適切な段階で専門外来(遺伝相談外来)への紹介を検討する.
●遺伝性腫瘍の診断がついた場合,必要に応じて複数の臓器について定期的に検診を行い,早期発見に努めることが対策の中心となる.
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