今月の主題 内科医が知っておくべき がん治療
がんの基本的知識
家族性がん,遺伝子異常とがん
菅野 康吉
1
1栃木県立がんセンター研究所がん遺伝子研究室・がん予防研究室
pp.1888-1892
発行日 2005年11月10日
Published Date 2005/11/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402100334
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ポイント
成人に発症する家族性腫瘍は常染色体優性遺伝を示すものが多く,若年発症,特定のがんの家系内集積,多重多発がんへの罹患などの特徴を示す.
比較的頻度の高い疾患として,HNPCC,HBOCなどの疾患が挙げられる.
遺伝的リスクの評価と遺伝子検査の実施の前後には,遺伝カウンセリングが行われる必要がある.
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