今月の主題 内科診断の本道―病歴と身体診察情報からどこまでわかるか?
消化器疾患
潰瘍性大腸炎
正田 良介
1
1国立病院機構東埼玉病院内科
pp.1546-1549
発行日 2012年9月10日
Published Date 2012/9/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402106143
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
- 参考文献
ポイント
★血性下痢,しぶり腹は大腸炎の症状である.また,非特異的だが腹痛や発熱も重症の大腸炎では発生する.
★2週間以上続く慢性の血性下痢(大腸炎)では,潰瘍性大腸炎は重要な鑑別診断の一つである.
★慢性大腸炎の診断には,感染症の検索とともに下部消化管内視鏡検査(+生検組織検査)が必要となることが多い.
Copyright © 2012, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.