今月の主題 最新ガイドラインに基づく喘息とCOPDの診療
病態の理解のために
COPDの病態―最新の考え方
一ノ瀬 正和
1
1和歌山県立医科大学内科学第三講座
pp.1836-1839
発行日 2007年10月10日
Published Date 2007/10/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402102963
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ポイント
●COPDはタバコ煙や有毒粒子・ガスなどの吸入によって起こる肺の異常な炎症に起因した進行性の気流制限をきたす疾患である.
●COPDの気流制限には,細気管支領域の閉塞と肺弾性収縮圧低下による気道の易虚脱性が関与している.
●COPDでも気管支拡張薬によってさまざまな度合いの可逆性を示す.
●長時間作動型気管支拡張薬投与はCOPD患者の症状の予防およびコントロールに有効である.
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