治療可能な病態COPD 診療の実際と展望
急増するCOPD その病態理解
巽 浩一郎
1
1千葉大学 大学院医学研究院加齢呼吸器病態制御学
キーワード:
咳嗽
,
喀痰
,
死亡率
,
スパイロメトリー
,
肺気腫
,
吸入投与
,
Tiotropium Bromide
,
気管支炎-慢性
,
肺疾患-慢性閉塞性
,
病態生理
Keyword:
Tiotropium Bromide
,
Administration, Inhalation
,
Cough
,
Mortality
,
Pulmonary Emphysema
,
Spirometry
,
Sputum
,
Bronchitis, Chronic
,
Pulmonary Disease, Chronic Obstructive
pp.198-201
発行日 2008年2月1日
Published Date 2008/2/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00974.2008110791
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
COPDは、かつては肺気腫、慢性気管支炎と診断されていた。咳嗽・喀痰が続く慢性気管支炎はイコールCOPDではない。COPDにおける気流閉塞は、末梢気道で生じている。COPDによる死亡は増加している。日本では、適切な治療を受けていないCOPD患者が多く存在している。COPDの診断のためには、スパイロメトリーをしよう。COPDは治療可能な病態である。
©Nankodo Co., Ltd., 2008