特集 これでわかる高齢者COPD診療
診断と治療
COPDの病因・病態
竹田 正秀
1
,
中山 勝敏
1
1秋田大学大学院医学系研究科呼吸器内科学講座
キーワード:
慢性閉塞性肺疾患
,
危険因子
,
病態
,
タバコ煙
Keyword:
慢性閉塞性肺疾患
,
危険因子
,
病態
,
タバコ煙
pp.1467-1473
発行日 2024年12月1日
Published Date 2024/12/1
DOI https://doi.org/10.34433/dt.0000001049
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Headline
・慢性閉塞性肺疾患(COPD)は,全世界で多くの人々が罹患している慢性進行性の呼吸器疾患である.
・COPDは,主にタバコ煙の長期吸入によって生じ得るが,喫煙以外にも大気汚染,職業性曝露といった外的因子や遺伝的素因などの内的因子がリスクとなる.
・COPDの病態形成メカニズムは様々な視点から研究が進んでいる.炎症細胞の関与のほか,酸化ストレス,プロテアーゼ・アンチプロテアーゼ不均衡や細胞老化などの観点から病態を考えることが重要である.
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