今月の主題 内科医が診る睡眠障害
睡眠障害の基本的な診察法―問診と身体診察のポイント
睡眠時随伴症,寝言,歯ぎしりを訴える患者へのアプローチ
岡 靖哲
1
,
井上 雄一
1
1財団法人神経研究所附属睡眠学センター
pp.1257-1260
発行日 2007年7月10日
Published Date 2007/7/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402102818
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
- 参考文献
ポイント
●睡眠時随伴症は,睡眠中あるいは睡眠・覚醒移行期に異常行動がみられるものをいう.
●ノンレム睡眠期に起こる睡眠時随伴症は,小児期にみられ思春期には治まるものが多い.
●レム睡眠期に起こる睡眠時随伴症は,高齢者に多く,脳変性疾患と関連することがある.
●症状が高頻度にみられ,行動に伴う外傷の危険性が高い場合は,薬物治療を考慮する.
●鑑別診断が困難な場合には,睡眠専門医の受診や睡眠検査が必要となる.
Copyright © 2007, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.