特集 乳幼児健診でよくある疑問・相談への対応
歯・口
35 歯ぎしり
-「就寝中に歯ぎしりをしている」「歯ぎしりはいつまで続くのか」など
香西 克之
1
1広島大学名誉教授・客員教授(歯学部/小児歯科学)
pp.1378-1381
発行日 2024年11月30日
Published Date 2024/11/30
DOI https://doi.org/10.18888/sh.0000003267
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ここがポイント
☑子どもの歯ぎしりは,成長期の咬合調整としての一過性の生理的現象であることが多いため,しばらく様子をみる.
☑局所的要因には咬合干渉,不正咬合などがあり,過度の咬耗などの症状がある場合は小児歯科専門医への受診が勧められる.
☑全身的要因には,脳性麻痺,ADHDなどの障害が挙げられ,ときに著明な歯ぎしりを生じることがある.
☑乳幼児ではストレスなど心理的要因による歯ぎしりの頻度は低い.
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