今月の主題 内科医が診る睡眠障害
睡眠障害の基本的な診察法―問診と身体診察のポイント
睡眠覚醒リズム障害を訴える患者へのアプローチ
越前屋 勝
1
,
三島 和夫
2
1秋田大学医学部神経運動器学講座精神科学分野
2国立精神・神経センター精神保健研究所精神生理部
pp.1252-1256
発行日 2007年7月10日
Published Date 2007/7/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402102817
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ポイント
●睡眠覚醒リズム障害は生体時計の調節障害に基づく病態と考えられる.
●受診頻度が比較的高いのは睡眠相後退症候群と非24時間睡眠覚醒症候群である.
●頭痛・倦怠感・疲労感・食欲不振といった身体症状や抑うつ症状を伴うことが多い.
●睡眠覚醒のパターンを把握するためには睡眠日誌の記載が必要である.
●不登校や出社拒否といった社会心理的要因との鑑別が困難な場合も少なくない.
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