今月の主題 内科医が診る睡眠障害
睡眠障害の基本的な診察法―問診と身体診察のポイント
過眠を訴える患者へのアプローチ
吉田 祥
1
,
神林 崇
2
,
清水 徹男
2
1大阪医科大学応用医学講座神経精神医学教室
2秋田大学医学部神経運動器学講座精神科学分野
pp.1247-1250
発行日 2007年7月10日
Published Date 2007/7/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402102816
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ポイント
●不眠だけではなく,過眠(日中の眠気や居眠り)も治療の対象となる症状である.
●プライマリケアの現場でも過眠の訴えを見逃さないことが必要である.
●不適切な睡眠衛生,睡眠不足による二次的な過眠,合併症や服用中の薬剤の影響をまず考える.
●睡眠時無呼吸症候群は有病率が高く,過眠症の鑑別診断として常に考えておく.
●ナルコレプシーなどの一次性過眠症や,確定診断に専門的な検査を要する過眠疾患が疑われる場合は専門医療機関へ紹介する.
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