今月の主題 水・電解質と輸液
水・電解質異常をきたす特殊な病態の解説
尿崩症
大山 健一
1
,
山田 正三
1
1虎の門病院脳神経外科
pp.1920-1923
発行日 2003年11月10日
Published Date 2003/11/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402102286
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ポイント
・尿崩症は多飲・多尿を特徴とする病態で,バソプレッシンの分泌が障害される中枢性尿崩症と,腎での作用が障害される腎性尿崩症とがある.
・多飲・多尿を生ずる他の原因を除外したうえで,水制限試験,バソプレッシン試験,あるいは高張食塩水負荷試験などを行い診断する.
・脳神経外科手術後はより早期の診断・治療が要求される.
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