今月の主題 一般医も診る血液疾患
一般医も診る血液疾患―マネジメントの注意
肝疾患・内分泌疾患に伴う血液異常
米山 彰子
1
1虎の門病院臨床検体検査部
pp.842-844
発行日 2003年5月10日
Published Date 2003/5/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402102055
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ポイント
・重症肝障害では,赤血球寿命の短縮,脾機能亢進,骨髄機能障害,血漿量増加,栄養障害,出血,溶血などの複合的な原因で貧血をきたしやすい.
・肝疾患では,ビタミンK依存性凝固因子の減少,活性化凝固因子などのクリアランス低下,DIC,限局した血管内凝固などから凝固異常が生じやすい.
・造血に影響のあるホルモンの過剰や欠乏により,貧血などの血液異常が生じる.
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