Japanese
English
今月の特集1 電解質異常をきたす内分泌疾患
カリウム異常と内分泌疾患
Potassium disorders and endocrine diseases
上妻 嵩英
1
,
栗原 勲
1
1慶應義塾大学医学部腎臓内分泌代謝内科
キーワード:
低カリウム血症
,
高カリウム血症
,
レニン
,
アルドステロン
,
酸塩基平衡
Keyword:
低カリウム血症
,
高カリウム血症
,
レニン
,
アルドステロン
,
酸塩基平衡
pp.806-812
発行日 2021年8月15日
Published Date 2021/8/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542202785
- 有料閲覧
- Abstract 文献概要
- 1ページ目 Look Inside
- 参考文献 Reference
Point
●カリウム(K)代謝異常の鑑別には尿中K排泄量,血漿アルドステロン濃度(PAC)と血漿レニン活性(PRA)または活性型レニン濃度(ARC),酸塩基平衡の評価が有用である.
●低K血症をきたす内分泌疾患には原発性アルドステロン症やCushing症候群などのアルドステロン作用過剰によるもの,甲状腺中毒症,尿細管疾患がある.
●高K血症をきたす内分泌疾患にはAddison病,副腎皮質酵素欠損症,偽性低アルドステロン症,低レニン性低アルドステロン血症がある.
Copyright © 2021, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.