今月の主題 一般医も診る血液疾患
血液異常へのアプローチ
血小板減少・増多の精査
村上 博
1
1立川病院血液内科
pp.793-797
発行日 2003年5月10日
Published Date 2003/5/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402102042
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ポイント
・血小板減少症の原因として,血液疾患以外に,自己免疫疾患,ビタミンB12など代謝性因子,凝固・線溶系の異常,薬剤性などによるものを血液疾患以外に考える必要がある.
・血小板減少をきたす遺伝性疾患がある.
・血小板数が正常なのに出血傾向がみられる場合は,薬剤性を否定したうえで血小板機能異常症を疑う.
・血小板増多症は,慢性骨髄性白血病や悪性腫瘍の合併に注意する.
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