今月の主題 循環器薬の使い方 2006
病態に応じた循環器薬の使い方
ACE阻害薬とARB
高血圧における使い方―ACE阻害薬とARBの使い分け
桑島 巌
1
1東京都老人医療センター
pp.1502-1504
発行日 2006年9月10日
Published Date 2006/9/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402101679
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ポイント
アンジオテンシン変換酵素(ACE)阻害薬とアンジオテンシンII受容体拮抗薬(ARB)はレニン-アンジオテンシン(RA)系抑制薬とひとくくりにされるが,薬理学的には大きな違いがある.
降圧効果や脳心血管合併症予防効果に大きな差はないが,価格や副作用に差がみられる.
基本的な姿勢として,ACE阻害薬で咳などの副作用がでたときにARBに切り替える方針が現時点では正しいといえよう.
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