今月の主題 ベッドサイドの免疫学-免疫疾患に強くなるために
免疫疾患はなぜ起こるか?
サイトカインと自己免疫疾患
西本 憲弘
1
1大阪大学大学院生命機能研究科免疫制御学講座
pp.908-910
発行日 2006年6月10日
Published Date 2006/6/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402101635
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ポイント
サイトカインは種々の細胞から産生される細胞間の情報伝達分子である.
サイトカインは免疫応答や炎症反応,造血,細胞の増殖・分化などを制御し,内分泌・代謝,神経,循環,消化などの調節にかかわる.
サイトカインはネットワークを形成し制御されるが,調節異常が自己免疫疾患の病態に関与する.
サイトカインの異常シグナルの是正により自己免疫疾患の治療が可能である.
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