今月の主題 サイトカインと造血因子
総説
サイトカインと免疫ネットワーク
向田 直史
1
,
笠原 忠
2
Naofumi MUKAIDA
1
,
Tadashi KASAHARA
2
1自治医科大学医学部臨床病理学教室
2自治医科大学医学部医動物学教室
キーワード:
サイトカイン
,
サイトカインネットワーク
,
IL-1
,
多様性
,
重複性
,
血管内皮
Keyword:
サイトカイン
,
サイトカインネットワーク
,
IL-1
,
多様性
,
重複性
,
血管内皮
pp.447-452
発行日 1991年5月15日
Published Date 1991/5/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542900574
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免疫と炎症反応に関与するサイトカインの特徴とサイトカインネットワークについて最近の知見をまとめて,概説した.サイトカインは免疫系だけでなく,内分泌,神経系との相互作用が認められ,その特性としての産生および作用の多様性と重複性が挙げられる.この多様性と重複性の例をIL-1,TNF,IL-6について挙げ,その起源を分子レベルで解明しようとする試みについて述べた.
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