特集 Common Disease インストラクションマニュアル―患者に何をどう説明するか
感染症
A群レンサ球菌感染症
岩崎 恵美子
1
1仙台検疫所
pp.524-526
発行日 2006年11月30日
Published Date 2006/11/30
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402101595
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A群レンサ球菌感染症は,A群レンサ球菌によって発症する咽頭扁桃炎,猩紅熱,皮膚化膿症,劇症型溶血性レンサ球菌感染症などを指す.多くは感染者の唾液の飛散や創傷への接触により感染する.学校や家庭での集団発生が多いため,保菌者のコントロールが大切になる.咽頭扁桃炎は突然の発熱,咽頭痛,全身倦怠感,頸部のリンパ腺腫脹を示し,時には皮疹や苺舌を示し猩紅熱となる.また,皮膚化膿症や二次的にリウマチ熱や急性糸球体腎炎を引き起こすこともある.
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