特集 Common Disease インストラクションマニュアル―患者に何をどう説明するか
神経・筋疾患
Bell麻痺
山口 啓二
1
1慶應義塾大学医学部神経内科
pp.256-259
発行日 2006年11月30日
Published Date 2006/11/30
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402101526
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Bell麻痺は急性発症の末梢性顔面神経麻痺をきたす原因不明の疾患である.予後は一般に良好であるが,時に後遺症を残し,機能障害のみならず精神的苦痛をも与えうることから,回復率の向上や後遺症の軽減のために治療が必要となる.末梢性顔面神経麻痺の過半数は本症によるものであるが,鑑別疾患は多岐にわたり,それぞれ治療法や予後が異なることから,適切な診療プロセスを理解しておく必要がある.
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