特集 内科疾患の診断基準・病型分類・重症度
第7章 神経・筋
診断メモ
Bell麻痺(特発性末梢性顔面神経麻痺)
髙橋 牧郎
1
1日本赤十字社大阪赤十字病院脳神経内科
pp.862-863
発行日 2021年4月1日
Published Date 2021/4/1
DOI https://doi.org/10.15106/j_naika127_862
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Bell麻痺は急性かつ一側性の末梢性顔面神経麻痺のうち最も頻度の高い病態(約70%)であり,1829年のスコットランドの神経解剖学者Sir Charles Bellによる3症例の報告にちなんで名づけられた.年齢,性差に関係なく生じ,年間10万人当たり11.5~53.3人の頻度で発症するとされている1).
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