特集 Common Disease インストラクションマニュアル―患者に何をどう説明するか
消化器疾患
肝細胞癌
池田 公史
1
,
奥坂 拓志
1
1国立がんセンター中央病院肝胆膵内科
pp.203-205
発行日 2006年11月30日
Published Date 2006/11/30
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402101511
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肝細胞癌はC型またはB型慢性肝炎,肝硬変を合併した患者に高率に発生するため,癌の進行度だけでなく,肝機能も考慮したうえで治療法を選択することが重要である.また,根治的な治療を施しても再発率が高い癌であり,実際の臨床ではいくつかの治療法を組み合わせた集学的治療が行われている.再発や再燃を起こしやすく,治療を繰り返すことが多い疾患であることを患者に十分に説明し,肝細胞癌と立ち向かっていく姿勢が重要である.
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