特集 Common Disease インストラクションマニュアル―患者に何をどう説明するか
消化器疾患
アルコール性肝障害
加藤 眞三
1
,
山岸 由幸
2
,
堀江 義則
2
1慶應義塾大学看護医療学部
2慶應義塾大学医学部消化器内科
pp.200-202
発行日 2006年11月30日
Published Date 2006/11/30
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402101510
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アルコール性肝障害は,脂肪肝から肝炎,肝線維症,肝硬変へ進展し,稀に肝癌の発症もみられる.患者はその病識に欠けていることが多く,飲酒問題を否認することも特徴的である.しかし,自分の現状と予後を認識することなしには,断酒の継続は難しい.また,断酒に協力することのできるキーパーソンを見つけることも肝要である.
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