今月の主題 慢性心不全を最近の知見から整理する―病態生理から治療まで
心不全の病態を理解するための基礎知識
アルドステロンに関する新知見―RA研究からRAA研究へ
吉村 道博
1
1熊本大学大学院循環器病態学
pp.1800-1802
発行日 2004年11月10日
Published Date 2004/11/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402101151
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
ポイント
アルドステロンは副腎から分泌され,腎臓の尿細管に作用するホルモンとしての概念であったが,徐々にその概念は変わりつつある.アルドステロンは副腎外,特に心血管系にても微量ながら合成され,それが組織の局所にて作用している.過剰になると血管炎などを引き起こし,心血管病につながる.
Copyright © 2004, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.