今月の主題 肝疾患の疑問に答える―研修医と内科医のために
他科からのコンサルトに答える
肝炎ウイルス感染の予防
森屋 恭爾
1
,
小池 和彦
1
1東京大学医学部附属病院感染制御部
pp.1687-1689
発行日 2004年10月10日
Published Date 2004/10/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402101130
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ポイント
医療従事者は既知の感染症,特にB型肝炎について自分自身が抗体を有しているかどうか知っている必要がある.
抗体を有していない感染症に対しては,可能な限りワクチン接種を心がける.安全器材を正しく用いて,針刺し事故が起きる可能性を低くする.
ウイルス肝炎では,A型肝炎,B型肝炎についてはワクチンが存在するが,C型肝炎には有効なワクチンは現在ない.
針刺し事故を起こした場合,その日のうちに自分の血液とともに針刺し事故の届け出を提出する.
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