今月の主題 肝疾患の疑問に答える―研修医と内科医のために
他科からのコンサルトに答える
化学療法,免疫抑制療法と肝障害
忠願寺 義通
1
1都立墨東病院消化器内科
pp.1690-1693
発行日 2004年10月10日
Published Date 2004/10/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402101131
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ポイント
抗癌剤による肝障害には有効な治療は少なく,早期に診断し抗癌剤投与量を修正する必要がある.
肝機能正常のHBVキャリアに対する化学療法,免疫抑制療法施行後に,HBVの再活性化による肝炎再燃が起き,時に致死的になりうる.
HBVの再活性化による肝炎には,ラミブジンが有効である.
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