今月の主題 臨床医のための呼吸調節と障害
睡眠時無呼吸症候群
閉塞型睡眠時無呼吸低呼吸症候群
岡村 城志
1,2
,
谷口 充孝
3
,
大井 元晴
3
1独立行政法人国立病院機構和歌山病院呼吸器科
2現,大阪回生病院睡眠医療センター
3大阪回生病院睡眠医療センター
pp.1144-1147
発行日 2004年7月10日
Published Date 2004/7/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402100877
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ポイント
閉塞型睡眠時無呼吸低呼吸症候群(OSAHS)の上気道閉塞は,上気道開大筋の張力と吸気陰圧のアンバランスによって引き起こされる.
肥満低換気症候群は,OSAHSのうち低酸素・高炭酸ガス換気応答の低下した重症例であると考えられる.
経鼻的持続陽圧呼吸(nasal CPAP)療法は,OSAHS患者に対する第一選択の治療法であるが,正しい診断,導入,トラブルへの対処が必要である.
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