Japanese
English
特集 睡眠呼吸障害をめぐって
睡眠呼吸障害の治療—nCPAP療法
Treatment for Sleep Disordered Breathing nasal CPAP
大井 元晴
1
,
岡村 城志
2
,
谷口 充孝
1
Motoharu Ohi
1
,
Kuniyuki Okamura
2
,
Mitsutaka Taniguchi
1
1大阪回生病院睡眠医療センター
2国立療養所南和歌山病院呼吸器科
1Sleep Medical Center, Osaka Kaisei Hospital
2Wakayama National Hospital
pp.1061-1068
発行日 2001年11月15日
Published Date 2001/11/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1404902375
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はじめに
保険診療が適用され,日本においてもnCPAP(nasal continuous positive airway pressure)療法患者数は増加しているが,四季があり,冬には屋内のエアコンディショニングが良くないため,冷気,乾燥による上気道の不快感,春のアレルギー性鼻炎による鼻閉,鼻水,夏の高温によるマスク装着のための暑さなどにより,コンプライアンスに影響を及ぼすわが国特有の問題も見受けられる.
本稿では,nCPAP導入の手順,その後のコンプライアンスを高め,維持する方法について概説する.
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