今月の主題 ブレインアタック2006―t-PA時代の診断と治療
ガイドラインに基づくブレインアタック治療
脳出血ガイドライン
伊藤 義彰
1
1永寿総合病院神経内科
pp.252-255
発行日 2006年2月10日
Published Date 2006/2/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402100507
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ポイント
・脳出血の予防では,高血圧,過量飲酒,運動不足への対策が重視される.
・急性期には血圧,頭蓋内圧,呼吸の管理が重要で,痙攣,消化管出血の合併に気をつける.
・急性期手術治療についてはエビデンスに乏しいが,被殻,皮質下,小脳の出血では大きさや意識レベルに応じて手術を考慮してもよい.
・血栓溶解療法や抗血栓療法中に発症した脳出血では,起因薬剤の中止,採血による凝固系の評価,薬剤による凝固系の補正をしたうえで,部位・病態によっては手術を考慮する.
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