今月の主題 ブレインアタック2006―t-PA時代の診断と治療
ガイドラインに基づくブレインアタック治療
脳梗塞治療ガイドライン
棚橋 紀夫
1
1埼玉医科大学内科学・神経内科部門
pp.246-250
発行日 2006年2月10日
Published Date 2006/2/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402100506
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ポイント
・脳梗塞は発症後3時間以内,3時間以後で治療法の選択肢が異なる.
・発症後3時間以内であれば,臨床病型を問わずrt-PA静注療法の適応の有無を検討する.
・rt-PA静注療法を予定する患者では,収縮期血圧185mmHg以上または拡張期血圧110mmHg以上の場合は降圧療法を開始する.
・rt-PA施行例では24時間以内は抗血栓療法は行わない.
・抗凝固療法,抗血小板療法の適応は臨床病型を考慮して行う.
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