今月の主題 日常診療で診るGERD(胃食道逆流症)
GERDを起こす病態
全身性硬化症(SSc)とGERD
加藤 則廣
1
,
内木 隆文
2
,
森脇 久隆
2
1岐阜大学医学部光学医療診療部
2岐阜大学医学部消化器病態学
pp.93-95
発行日 2005年1月10日
Published Date 2005/1/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402100437
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ポイント
全身性硬化症(SSc)は皮膚と内臓の線維化と硬化をもたらす膠原病の一つであるが,胃食道逆流症(GERD)を併発する頻度は比較的高い.
主たる発症機序は食道体部の一次蠕動波圧と下部食道括約筋圧の低下や消失といった食道運動機能障害と推察されている.
治療法はプロトンポンプ阻害薬(PPI)の長期投与が必要である.
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