今月の主題 胆膵疾患はこう診る―緊急処置からフォローアップまで
胆膵疾患の診断とフォローアップ
【膵】
膵囊胞性疾患
高橋 邦幸
1
,
真口 宏介
1
1手稲渓仁会病院消化器病センター
pp.1414-1419
発行日 2005年8月10日
Published Date 2005/8/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402100239
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ポイント
膵囊胞は上皮の有無により真性と仮性に分けられ,それぞれ非腫瘍性と腫瘍性に分類される.
膵囊胞性病変の画像診断のポイントとしては,病変の形態,内部構造,血流評価,主膵管の拡張の有無と交通の有無があり,これらに着目して診断を進める.
腫瘍性膵囊胞は漿液性囊胞腫瘍,粘液性囊胞腫瘍,膵管内乳頭粘液性腫瘍,および,solid-pseudopapillary tumorや内分泌腫瘍などの充実性腫瘍の出血,壊死が含まれる.
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