今月の主題 胆膵疾患はこう診る―緊急処置からフォローアップまで
胆膵疾患の診断とフォローアップ
【膵】
自己免疫性膵炎
中沢 貴宏
1
,
佐野 仁
1
,
大原 弘隆
1
1名古屋市立大学医学部臨床機能内科学教室
pp.1420-1423
発行日 2005年8月10日
Published Date 2005/8/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402100240
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
ポイント
自己免疫性膵炎は膵のびまん性の腫大と膵管狭細像を特徴とする.
高γグロブリン血症,高IgG血症を呈したり,各種の自己抗体が存在する.
血中IgG4の測定が診断に有効である.
膵にリンパ球,形質細胞を主とする著明な細胞浸潤と線維化を認める.
ステロイド治療が有効である.
全身にさまざまな合併症が出現する.
Copyright © 2005, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.