Japanese
English
特集 急性膵炎―画像診断と治療選択
合併症の画像診断と治療対策
膵仮性囊胞
Imaging Diagnosis and Treatment of Pancreatic Pseudocyst
三好 広尚
1
,
乾 和郎
1
,
芳野 純治
1
,
若林 貴夫
1
,
奥嶋 一武
1
,
小林 隆
1
,
中村 雄太
1
,
野村 幸伸
1
,
近石 敏彦
1
,
服部 昌志
1
Hironao MIYOSHI
1
,
Kazuo INUI
1
,
Junji YOSHINO
1
,
Takao WAKABAYASHI
1
,
Kazumu OKUSHIMA
1
,
Takashi KOBAYASHI
1
,
Yuta NAKAMURA
1
,
Yukinobu NOMURA
1
,
Toshihiko CHIKAISHI
1
,
Masashi HATTORI
1
1藤田保健衛生大学第2教育病院内科
1Department of Internal Medicine,Second Teaching Hospital,Fujita Health University School of Medicine
キーワード:
膵仮性囊胞
,
画像診断
,
治療
Keyword:
膵仮性囊胞
,
画像診断
,
治療
pp.631-635
発行日 2004年9月15日
Published Date 2004/9/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1427100286
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要旨 膵仮性囊胞は急性膵炎や外傷などの経過中に発症する.その病態は多様であり,US,EUS,CT,MRIにより腫瘍囊胞との鑑別,膵癌合併の有無,膵仮性囊胞の大きさ,周囲臓器との関係,囊胞内容液の性状などの把握が必要である.また,ERCPでは膵管と囊胞との交通,主膵管狭窄,膵石の存在診断など病態の把握が必要である.近年,治療法として経乳頭的ドレナージ術や内視鏡的穿刺ドレナージ術など低侵襲な治療法が積極的に行われるようになってきた.これら治療法の選択には,主膵管と囊胞との交通,膵石や膵管狭窄,膵癌の合併など病態を把握したうえで,その病態にあった各種治療法を選択する必要がある.
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