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特集 診療に役立つ内視鏡分類2024
[胆膵]
膵囊胞性腫瘍
Pancreatic cystic neoplasm
原井 正太
1
,
深澤 光晴
1
,
高野 伸一
1
,
川井 将敬
2
,
佐藤 公
1
Shota Harai
1
,
Mitsuharu Fukasawa
1
,
Shinichi Takano
1
,
Masataka Kawai
2
,
Tadashi Sato
1
1山梨大学医学部附属病院消化器内科
2山梨大学医学部附属病院病理診断科
キーワード:
IPMN
,
MCN
,
SCN
Keyword:
IPMN
,
MCN
,
SCN
pp.130-138
発行日 2024年1月25日
Published Date 2024/1/25
DOI https://doi.org/10.24479/endo.0000001208
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Ⅰ.疾患の概要
検診の普及により膵囊胞性腫瘍の検出率も上昇傾向にある。囊胞性病変と一言で表しても,良性から悪性まで鑑別を要し,治療方針決定のためには病態を把握し診断を行うことがきわめて重要である。膵囊胞性病変は,上皮性囊胞性病変と充実性囊胞性腫瘍,仮性囊胞などの非腫瘍性病変に大別される(表)。治療を要する病変を見落とすことのないよう,疾患を理解し鑑別診断することがきわめて重要である。本稿では上皮性膵囊胞性腫瘍の分類と画像的特徴を中心に概説する。
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