今月の主題 胆膵疾患はこう診る―緊急処置からフォローアップまで
急性胆膵疾患の診断・治療
【胆】
胆囊炎
五十嵐 良典
1
,
岡野 直樹
1
,
三浦 富広
1
,
三木 一正
1
1東邦大学医療センター大森病院消化器内科
pp.1386-1387
発行日 2005年8月10日
Published Date 2005/8/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402100231
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ポイント
急性胆囊炎は,右季肋部周辺に圧痛を認め,Murphy徴候などを伴う.
血液検査で白血球やCRPの上昇を認め,腹部超音波検査やCT検査で,胆囊炎の原因,状態,周囲臓器への影響を診断する.
治療は,大部分は抗生物質投与により軽快するが,高度炎症例や遷延例ではPTGBAが第一選択である.PTGBA無効例や急性気腫性胆囊炎などはPTGBDの適応である.結石が原因の場合にはLCを考慮する.
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