特集 内科診療にガイドラインを生かす
消化器疾患
胆囊炎・胆管炎
甲斐 真弘
1
,
藤井 義郎
1
,
千々岩 一男
1
1宮崎大学医学部腫瘍機能制御外科学
pp.206-210
発行日 2013年11月1日
Published Date 2013/11/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402107105
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
- 参考文献
内科診療に役立つ国内外のガイドライン
急性胆道炎診療に関する本邦で唯一のガイドラインである「急性胆管炎・胆囊炎診療ガイドライン2013(第2版)―TG13新基準掲載」1)が2013年3月に発刊された.
胆道炎に焦点を絞った診療指針となるべきガイドラインは,本邦はもとより欧米にも存在せず,世界共通の診断基準や重症度診断基準も存在していなかった.さらに急性胆道炎診療に関しては,従来からレベルの高いエビデンスが少なく,また医療技能の厳然たる格差や標準的医療レベルの概念にも施設間格差がみられていた.
Copyright © 2013, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.