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鼎談「介護保険時代」における市町村保健婦の役割・1
岩室 紳也
1
,
藤内 修二
2
,
中川 昭生
3
1神奈川県厚木保健福祉事務所
2大分県佐伯保健所
3島根県木次健康福祉センター
pp.186-191
発行日 2000年3月15日
Published Date 2000/3/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1401902259
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岩室 最近の保健所の業務はまず介護保険ありきですし,市町村ではベテラン,あるいは優秀な保健婦さんと目される人を介護保険担当に回している状態です.もちろん一時的にはそれは必要かもしれませんし,制度の円滑な運用は大事です.しかし,それでは介護保険が,公衆衛生,地域保健のメインであってよいのかというと,それは違うのではないかという気がします.
ここ数年われわれ専門職は,一つのことに一所懸命になってしまうと,それがすべてのようになり,視野が狭くなってしまいがちだという危惧を持っています.実際,介護保険担当の保健婦さんたちと話をしていると,それ以外の話が出てこないという印象です.
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