60巻記念シリーズ・21世紀へのメッセージ
医学における幸福の提言
辻 達彦
1
1群馬大学公衆衛生学
pp.446-447
発行日 1996年7月15日
Published Date 1996/7/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1401901507
- 有料閲覧
- 文献概要
筆者は昭和29年から56年まで,群馬大学(公衆衛生)に勤め,退官と同時に日本歯科大学(衛生)に転じ,7年間お世話になった.医系から歯系へのややまれなコースを歩いたのは貴重な体験であったと思う.すでに現役を退いているので,認識不足,偏見などもあるだろうが,既往を顧み反省してみる.
1)戦後の公衆衛生活動の基本は,死亡対策から罹病対策,さらに現今のQOL重視に変遷してきている.これは自然のなりゆきであろうが,不満の点があるので,あとで私見を申し上げたい.
Copyright © 1996, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.