連載 仕事に燃える現場づくりのヒント・10
幸福論
松村 啓史
1
,
青木 菜穂子
2
1テルモ株式会社 経営企画室
2トータル ライフケア プロモーション
pp.48-49
発行日 2009年1月10日
Published Date 2009/1/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1686101398
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ナイチンゲールとドラッカーの自己実現
今回は「自己実現」について考えてみたいと思います。広辞苑で「自己実現」と引くと,「自分の中に潜む可能性を自分で見つけ,十分に発揮していくこと。またそれへの欲求」とあります。これは,ナイチンゲールのつぎの言葉を連想させます。
「あなたの中にある財産をあなたが使いやすいようにすること」1)
つまり,自分の潜在能力を見つけてそれを発揮するということです。
またドラッカーは「自己実現」をこう定義しています。
「成果を上げる人になること」2)
表現は違ってもナイチンゲールとドラッカーの捉え方は同じです。また個人目標は日々高まり,それにあわせて能力も進化していくのが自己実現の過程です。
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