資料
基本健康診査受診者からの一検討—検診内容の理解について
清水 容子
1
,
吉田 英世
1
,
藤田 節也
1
,
岩田 弘敏
1
1岐阜大学医学部衛生学教室
pp.787-789
発行日 1995年11月15日
Published Date 1995/11/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1401901376
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老人保健法による健康診査が始まって約10年が経過した.厚生省は平成4年4月,保健事業第3次計画1)を作成し,その中で個人の健康診査データを時系列的に把握し,その個々人の生活習慣などを考慮した指導を行うなど,個人への対応の促進を呼びかけている.これを受けて,岐阜県内K町でも,基本健康診査後の検診結果をもとにした指導(以下,事後指導)の際に,個人に重点をおいて指導内容を新たに検討することとなった.
そこで,検診受診者を対象に,これまでK町で行ってきた事後指導のうち,特に検診内容の理解度について調査を行い,検診内容を理解して受診に訪れる者がどの程度あるかを調べ,理解のある者とない者との間で,検診結果の推移にどのような差が認められるかについても検討し,今後の指導方法を検討するうえで参考にしたいと考えた.
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