集団健診/事例
老人健康診査についての一考察
加藤 道子
1
1岐阜中央保健所
pp.521-523
発行日 1964年9月15日
Published Date 1964/9/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1401202888
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近年老令人口の増加,家族制度の変革などのため,老人問題がしだいに重要視されるようになってきた。そこで老人福祉に重点をおき,昨年8月1日にあらたに老人福祉法が制定せられ,本年4月には社会局に老人福祉課が新設された。老人福祉法第10条には「市町村長は65歳以上の者に対して,毎年期間を指定して厚生大臣が定める方法により健康診査を行わなければならない」ことを明記している。
本年は65歳以上のうち,その1/5の老人について全国的に一般健康診査を実施することになり,岐阜市においても本年2月までに一応終了した。この健康診査の実施のしかたなどにいろいろ問題や議論があるようである。岐阜市において実施した方法とその成績を紹介したいと思う。
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