研究
3歳児健康診査についての研究(その2)—診査結果の検討
若林 慎一郎
1
,
伊東 秀子
1
,
伊藤 忍
1
1愛知県城山精神衛生相談所
pp.45-48
発行日 1966年1月15日
Published Date 1966/1/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1401203182
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緒言
3歳児健康診査は3歳児について身体発育と精神発達の両面から診査を行ない,綜合的な判定に基づいて適切な指導を行なうとともに,各種の心身障害を早期に発見し,適切な処置が行なわれるようにすることを目的とするものである。その方法および技術的基準については,厚生省の定めた3歳児健康診査表(以下原案とする)および厚生省児童局母子衛生課監修の「3歳児健康診査の手引き1)」が出されている。検診を実際に施行するに当っては,その方法,判定,またはその処置に関して種々の問題が存する。さきにわれわれはこれらの問題点を指摘し,また原案に対して検討を加え,見解を述べるとともに一つの試案を提示した2)。今回はこの試案により検診を実施した結果を整理し,3歳児健康診査並びに3歳児の問題に検討を加えてみたい。
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