保健行政スコープ
「遺伝子治療臨床研究に関するガイドライン」の目指すもの
石塚 正敏
pp.669-671
発行日 1993年9月15日
Published Date 1993/9/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1401900889
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1.はじめに
去る4月15日,厚生科学会議(座長=杉村隆:国立がんセンター名誉総長)において「遺伝子治療臨床研究に関するガイドライン」がとりまとめられ,厚生大臣に報告された.
これによって,わが国でも21世紀の画期的先端治療技術といわれる遺伝子治療の臨床応用が,本格的にスタートするものと期待されるが,本稿ではガイドラインの背景にある考え方と今後の展開について解説することとする.なお,遺伝子治療の基礎知識については本誌1992年11号で紹介しているので参照されたい.
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