調査報告
年齢階級別麻しんの発生状況—名古屋市の1982年から1989年
神谷 三千緒
1
,
臼井 利夫
1
,
山中 克己
2
,
磯谷 晋作
3
Michio KAMIYA
1
,
Toshio USUI
1
,
Katsumi YAMANAKA
2
,
Sinsaku ISOGAI
3
1名古屋市瑞穂保健所
2名古屋市衛生研究所
3名古屋市緑保健所
pp.653-655
発行日 1992年9月15日
Published Date 1992/9/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1401900655
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1.はじめに
名古屋市の定期麻しん予防接種は,生後18カ月からを対象として,80%以上の接種率を維持してきたが,0〜1歳児を中心とする発生が年間を通して続き,その中で流行が繰り返されてきた.全市の0歳児の年次別罹患率は最高が5.3%,最低1.8%であったが,市内の麻しん発生持続は0〜1歳児を中心とする発生ピークの地域間の連続によっていた.
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