調査報告
名古屋市西区における麻しん発生状況調査
神谷 三千緒
1
,
藤原 重子
1
,
木村 隆宏
1
,
多田 利明
1
,
川越 くに子
1
,
山田 稔
1
,
服部 雅彦
1
Michio KAMIYA
1
,
Shigeko FUJIWARA
1
,
Takahiro KIMURA
1
,
Toshiaki TADA
1
,
Kuniko KAWAGOE
1
,
Minoru YAMADA
1
,
Masahiko HATTORI
1
1名古屋市西保健所
pp.855-859
発行日 1985年12月15日
Published Date 1985/12/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1401207167
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●はじめに
予防接種実施前の麻しんの発生は,1〜3歳児を中心に都市では隔年に流行し,4歳までに60%,9歳までにほとんどの者が罹患していた1).
また麻しんは肺炎,脳炎などの重い合併症を起こす小児の重要な疾患として予防ワクチンの開発に期待が寄せられていた.また1歳前後までの罹患者に亜急性硬化性全脳炎の発症率が高いことなどから,特にこの年齢層の罹患予防がひき続き課題となっている2).
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