調査報告
在日朝鮮人中学生の喫煙状況と禁煙教育について
金 桂香
1
,
生方 享司
1,2
Kehyang KIM
1
,
Takashi UBUKATA
1,2
1神戸朝日病院健康管理科
2洪南クリニック
pp.649-652
発行日 1992年9月15日
Published Date 1992/9/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1401900654
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1.はじめに
喫煙習慣は容易に形成されるがそれを断つのは難しく,また喫煙開始年齢が低いほど健康への影響が大きいとされている.
在日朝鮮人の喫煙率は男で65.9%,女で16.7%と,いずれも日本人よりも高いことが報告1)されている.今回,我々は在日朝鮮人民族学校における保健教育の一環としての禁煙教育の導入に際し,本調査を試みた.まず,教育介入前にアンケート調査を行い中学生の喫煙行動,知識および意識の程度について調べてみた.その後に教育介入を試み,その効果判定を行い,教育内容の検討資料とした.
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