予防と臨床のはざまで
さんぽ会夏季セミナー「SPK48劇場」
福田 洋
1
1順天堂大学医学部総合診療科
pp.886
発行日 2015年12月15日
Published Date 2015/12/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1401208329
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このコラムで何度も紹介している多職種産業保健スタッフの研究会,さんぽ会(http://sanpokai.umin.jp/)ですが,例年9月はじっくり時間をとって夏季セミナーを開催しています.今年は,国立がんセンター中央病院糖尿病・代謝内科の大橋健先生を講師に招き,「産業保健劇場inさんぽ会(SPK48劇場)」と題して,産業保健現場における相手をその気にさせるコミュニケーションについて研修を行いました.大橋健先生は,糖尿病学会等での寸劇を通じた患者さんとのコミュニケーションを考える「糖尿病劇場」や,実践的なロールプレイを用いた研修が大好評の方です.糖尿病患者教育や,保健指導の分野で大変有名なその手法が,産業保健分野にも適用できたら素晴らしい! という世話人の発想から,この企画は進みました.
この日のために,世話人は半年以上前から準備を開始して何度も打ち合わせを行い,大橋先生とも連絡を密に取りながら,綿密なスケジュール案や小道具の準備を行ってきました.当日の朝,会場の池袋生活産業会館プラザに行ってみると,世話人と産業保健に興味ある学生がSPK48お揃いのTシャツを着て,気合十分で出迎えてくれました.都内直下型の地震で会場エレベータが止まるというハプニングにもめげずに,文字通り48人の産業保健スタッフが参加し,セミナーが始まりました.
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