連載 リレー連載・列島ランナー・77
あれから8年—中越沖地震での体験から
堀井 淳一
1
1新潟県福祉保健部健康対策課
pp.551-554
発行日 2015年8月15日
Published Date 2015/8/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1401208240
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この号が出るのは,2007年7月16日10時13分に発生した中越沖地震からちょうど8年が経った頃になります.その後,全く想像もできなかった規模の東日本大震災が起こり,津波被害や原発事故もあって,災害時の医療や公衆衛生活動のあり方が身近なものとしてより広く深く考えられるようになってきました.
私は,2006〜07年度に柏崎保健所長として勤務し,中越沖地震の際に災害医療コーディネーターとして活動しました.特に訓練や経験を積んでいたわけではない私が特に大きな混乱なく調整できたことは,災害派遣医療チーム(DMAT)をはじめ医療チームや周囲の皆さんに支えていただいたおかげであり,本当に感謝しています.
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